TikTokを用いたマーケティング術 「WISHES(願い)」と「WHIMSICAL(気まぐれな楽しさ)」がキーワード

2019年6月4・5日に行われた「インターネット・マーケティングフォーラム2019」でX Design Centerの 鈴木瑛が登壇しました。

TiKTokのマーケティング活用術をテーマに講演

2019年6月4日・5日に行われた、宣伝会議主催のイベント「インターネット・マーケティングフォーラム2019」。先進的な取り組みを実践している企業の講演を聴くために、今年も様々な業界から約4,500名のマーケター達が集いました。
TikTokは6月5日に「2018年Q1世界No.1ダウンロード!!『TiKTok』マーケティング活用術!!」というテーマで登壇。この記事では、その講演の内容をご紹介します。

「令和」ではなく「飽和」の時代である

今の時代はモノも情報も溢れている「飽和時代」であると言えます。好きなものがいつでもどこでも手に入り、大量の情報が世の中に溢れている現代は、NEEDSやWANTSの存在が薄れている状態。
従来の方法でNEEDSやWANTSに語りかけても、もはや人々の共感を得ることは難しくなっています。

「WISHES(願い)」や「WHIMSICAL(気まぐれな楽しさ)」が新時代のキーワード

この飽和の時代において、NEEDSやWANTSに代わる消費者の共感ポイントとしてByteDance社が掲げるのは、「WISHES」と「WHIMSICAL」です。

●WISHES:より良い世の中に変えたいという”願い”

●WHIMSICAL:気まぐれや思いつき、”意味はないけど楽しい瞬間”

この2つの共感ポイントを適切に捉えた広告が消費者の共感を生み、拡散されていくのです。(ちなみに、この消費者の共感ポイントはTikTokのユーザー意識調査から抽出しました。こちらの意識調査についても、後日、本ブログでご紹介しますのでお楽しみに!)

現代のWISHESやWHIMSICALが詰まったTikTok

TikTokはそんな消費者インサイトを巧みに捉え、広告でさえ共感され拡散されるプラットフォームに成長しました。実際に他のSNSに比べてユーザーのエンゲージメント率が高いTikTokでは、数々の企業のマーケティング成功事例が生まれています。

TikTokを使っているユーザーのうち、動画を閲覧するだけでなく、いいね!やシェアなどのリアクションはもちろん、自分で動画を投稿するユーザーの割合は約7割に上ります。

また、TikTokには多数の人気クリエイターが存在し、TikTokの中で常に新しいムーブメントが生み出されています。

この高いエンゲージメントのプラットフォームに、TikTokクリエイターによる消費者の「WISHES」や「WHIMSICAL」を刺激するような良質なコンテンツがうまく乗ると、驚くほど早く広く情報が広がっていく。それがTikTokです。

「TikTok」における成功事例

最近の事例として、本フォーラムでご紹介したのは、飽和の時代の消費者インサイトを的確に捉えて成功した、日本マクドナルド株式会社様と江崎グリコ株式会社様の事例。

どちらの事例も、訴求したい商品の特徴に触れたり割引情報があったりするわけではなく、音楽に合わせてTikTokのクリエーターがパフォーマンスをする動画ですが、動画が投稿されてから爆発的な広がりを見せました。

これらは、動画で使われた軽快な音楽と振り付けが「楽しい」「可愛い」「面白い」からこそ、TikTokユーザーの共感を呼んで瞬く間に拡散された、まさに現在の消費者インサイトを捉えた事例です。

WISHESやWHIMSICALのような消費者インサイトを捉えた企画をTikTokで実現させるにつれて、現代のマーケティング手法がいち早く確立されているプラットフォームとして、TikTokはマーケティング業界で活動されている多くの方に注目され始めてきています。

本フォーラムに関する記事は、ITmedia NEWSでも取り上げていただいていますので、ぜひこちらも合わせてご一読ください。

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